
大人気バスケットボール漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』を読んでいて、ふと疑問に思ったことはありませんか?
作中には数々の名シーンがありますが、特に印象的なのが湘北高校1年生のスーパーエース、流川楓の日常シーンですよね。
あのクールで無口な流川が、自転車に乗りながらイヤホンで何か音楽を聴いている姿!
「一体どんなアーティストの、どんな曲を聴いているんだろう?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
実は、原作者である井上雄彦さんから公式な発表があったわけではないのですが、ファンの間では「絶対にこの曲だ!」と定説になっている名曲があるんですよ。
この記事を読めば、その曲名はもちろん、なぜその曲だと言い切れるのかという明確な根拠、そして流川の知られざる圧倒的な音楽センスの凄さまでたっぷり分かっちゃいます!
謎が解けた後は、その曲のビートにノリながら、もう一度コミックスのページをめくりたくなること間違いなしですね。
それでは早速、流川のイヤホンから漏れていた音楽の世界へ一緒にダイブしてみましょう!
流川が聞いてる曲はプリンスの「New Power Generation」!

結論からズバリお伝えしますね!
単行本第3巻で、流川が自転車に乗りながら聴いているあの曲。
その正体は、アメリカが生んだ伝説的アーティスト、Prince(プリンス)の「New Power Generation(ニュー・パワー・ジェネレーション)」である可能性が非常に高いとされています!
「えっ!あのアニメの主題歌じゃないの?」と驚かれた方もいるかもしれませんね。
インターネットで検索すると、ZYYGさんが歌うアニメ第2期オープニングテーマ「ぜったいに 誰も」や、動画サイトにアップされている流川専用のカッコいいBGMなどがヒットすることがあります。
でも、それらはあくまでアニメーション版を彩るための楽曲なんですよ。
原作コミックスの作中で、流川本人が通学中にリアルに聴いていたのは、バリバリの洋楽ダンスナンバーだったんです!
これ、すごく興味深いですよね!
プリンスといえば、アルバムの累計販売枚数が1億2,000万枚を超えるという、音楽史に名を刻む大天才アーティストです。
そんな世界的なスーパースターの楽曲を、日本の高校1年生が日常的に聴き込んでいるなんて、驚きですよね。
普段は「どあほう」としか喋らなかったり、授業中も屋上でも寝てばかりいる流川ですが、音楽の趣味は信じられないくらい最先端でハイセンスだったわけです。
「New Power Generation」は、全米シングルチャートで最高64位を記録した、アップテンポで非常に攻撃的、そしてファンキーなサウンドが特徴の楽曲なんですよ。
この事実を知るだけで、流川のクールな魅力がさらに倍増するのではないでしょうか?
なぜプリンスの曲だと分かるの?3つの明確な根拠

「でも、作者が公式に発表していないのに、どうしてプリンスの曲だって断言できるの?」と疑問に思いますよね。
おっしゃる通りです!
しかし、単行本の中に描かれているさまざまなヒントをパズルのように組み合わせていくと、驚くほどピッタリとこの曲に当てはまるんですよ。
ここでは、ファンの間で定説となっている3つの強力な根拠を、ひとつずつ丁寧にご紹介していきますね!
イヤホンから漏れる歌詞が完全に一致しているから
一番の決め手であり、最大の証拠となっているのが「歌詞」なんですよ!
コミックス第3巻のワンシーンを思い出してみてください。
流川が自転車に乗りながら居眠りをしてしまい、停車中の車に激突してしまうという、彼らしいちょっとコミカルなシーンがありますよね。
その時、彼の耳元で鳴っているイヤホンから、シャカシャカと音漏れしている文字がはっきりと描き込まれているんです。
そこには、「We Are The New Power Ge」というアルファベットが記されています。
実はこれ、プリンスの「New Power Generation」のサビの歌詞である「We are the new power generation, we want to change the world(我々は新しい力の世代だ、世界を変えたいんだ)」の冒頭部分と一言一句違わず完全に一致しているんですよ!
漫画の背景や効果音として、適当な英語を並べたわけではなく、実在する楽曲の歌詞を意図的に描き込んでいることは明らかですよね。
これを見つけた当時のファンの方々の観察力にも、本当に驚かされます!
コミックス発売当時の時代背景とぴったり合致するから
2つ目の理由は、現実世界の時代背景とリリースタイミングが見事に一致していることです。
プリンスの「New Power Generation」は、彼が主演・監督を務めた1990年の映画『Graffiti Bridge(グラフィティ・ブリッジ)』のサウンドトラック・アルバムに収録され、1990年10月にシングルとしてリリースされました。
一方、スラムダンクの単行本第3巻が日本で発売されたのは、1991年7月のことなんですよ。
つまり、この曲が世界中の音楽チャートを賑わせ、日本でも感度の高い音楽ファンや若者たちの間で話題になっていたまさにその時期に、流川の登場シーンが描かれていたわけです。
当時の高校生が最新の洋楽ヒット曲をカセットテープやCDウォークマンに録音して通学中に聴くというのは、とてもリアルで自然な行動ですよね!
井上雄彦さんが、当時の若者カルチャーの「今」を切り取って、キャラクターの日常に落とし込んでいたことがよく分かる、素晴らしいエピソードではないでしょうか。
作品内に隠された「New Power Generation」の文字
3つ目の根拠は、作中に何度もちりばめられているタイトル表記のオマージュです。
実は、イヤホンからの音漏れシーンだけではないんですよ!
単行本第2巻の表紙イラストの背景や、第14話の扉絵のタイトル部分などに、「New Power Generation」というフレーズがしっかりとデザインされているんです。
これは明らかに、井上雄彦さんがこの楽曲、あるいはプリンスというアーティストが掲げた「新しい世代の力」というコンセプトに対して、強いリスペクトやインスピレーションを感じていた証拠ですよね。
湘北高校バスケ部に、流川楓や桜木花道という規格外の「新しい世代(New Power Generation)」が入部してきて、チームが劇的に変わっていく。
まさにスラムダンクの序盤のストーリー展開と、楽曲のメッセージ性が完璧にリンクしているんです!
こんな深い意味が隠されていたなんて、本当に感動してしまいますよね。
プリンスとバスケ、そして流川の魅力を深掘り!

ここまで読んでいただいて、「流川が聴いていたのはプリンスで間違いない!」と納得していただけたかと思います。
でも、お楽しみはここからですよ!
「なぜ数ある洋楽の中から、あえてこの曲が選ばれたのか?」という背景を知ると、スラムダンクという作品の奥深さがさらに増してくるんです。
音楽とバスケットボール、そして流川楓というキャラクターの親和性について、さらに詳しく解説していきますね!
ニュー・ジャック・スウィングという音楽ジャンルとバスケの相性
皆さんは「ニュー・ジャック・スウィング」という音楽ジャンルを聞いたことがありますか?
1980年代後半から1990年代前半にかけて、世界中を熱狂させたR&Bとヒップホップを融合させたダンスミュージックのスタイルのことなんですよ。
ハネるような独特の重いビートと、スピーディーで攻撃的なサウンドが特徴で、プリンスの「New Power Generation」もまさにこの要素を色濃く持った楽曲とされています。
実は、このテンポの速さとリズミカルな攻撃性が、バスケットボールというスポーツの持つ「攻守の展開の速さ」や「コート上での躍動感」と信じられないくらいマッチするんです!
ドリブルのダムダムという音、バッシュが床と擦れるキュッという音。
そこにニュー・ジャック・スウィングのビートが重なると、まるで一本のミュージックビデオを見ているようなカッコよさが生まれますよね。
流川のプレースタイルそのものが、この音楽のようにアグレッシブでスタイリッシュであることを、井上雄彦さんは選曲を通して読者に伝えたかったのかもしれませんね!
マイケル・ジョーダンと流川楓の関連性
さらに興味深いのが、NBAの伝説的プレイヤーである「バスケの神様」マイケル・ジョーダンとの繋がりです。
ファンの間では広く知られていますが、流川楓のプレースタイルや身につけているアイテム(リストバンドの位置やバッシュなど)は、マイケル・ジョーダンをモデルにしているという説が非常に有力なんですよ。
そして驚くべきことに、同じく1990年代初頭の音楽シーンでニュー・ジャック・スウィングの代表曲として大ヒットした、マイケル・ジャクソンの「Jam(ジャム)」という曲があります。
なんとこの曲のミュージックビデオには、あのマイケル・ジョーダン本人がゲスト出演して、マイケル・ジャクソンと一緒にバスケをしたりダンスをしたりしているんです!
当時、「ブラックミュージックの最先端」と「NBAのスーパースター」は、カルチャーとして密接に結びついていました。
ジョーダンに憧れる流川が、同じカルチャーの延長線上にあるプリンスの最新ダンスナンバーを愛聴しているというのは、キャラクターの裏設定としてあまりにも完璧すぎると思いませんか?
作者の圧倒的なセンスの良さに、思わずため息が出てしまいますね。
クールな高校生がプリンスを聴くという圧倒的センス
改めて考えてみてください。
高校に入学したばかりの15歳か16歳の少年が、流行りのアイドルソングでもなく、日本のポップスでもなく、プリンスの洋楽を大音量で聴いているんですよ。
しかも、自転車に乗りながら居眠りするほどリラックスした状態で(笑)。
このアンバランスさが、流川楓というキャラクターに計り知れない底知れなさと、都会的なクールさを与えていますよね。
「流川って、バスケ以外のことには無頓着そうに見えて、実は音楽へのこだわりは人一倍強いのかも?」
「もしかして、試合前のルーティンとして、リズム感を高めるためにこの曲を聴いていたのかな?」
そんなふうに想像を膨らませるだけで、ただの「イケメンでバスケが上手いライバルキャラ」という枠を超えた、人間としての奥行きを感じることができます。
小道具一つ、イヤホンからの音漏れ一つで、キャラクターの魅力をここまで引き出す演出力は、本当に素晴らしいの一言に尽きますね!
スラムダンクで流川が聞いてる曲の謎がスッキリ解決!

さて、ここまでスラムダンクの作中で流川楓が聞いてる曲について、たっぷりと解説してきましたがいかがでしたか?
これまでの内容を簡単に振り返って整理してみましょう!
- 流川が聴いていたのは、世界的アーティスト・プリンスの「New Power Generation」!
- イヤホンから漏れていた「We Are The New Power Ge」という歌詞が完全一致。
- コミックスの発売時期(1991年)と曲のヒット時期(1990年)がドンピシャ。
- 単行本の表紙や扉絵にも「New Power Generation」の文字が隠されている。
- アップテンポなニュー・ジャック・スウィングの曲調が、バスケのスピード感にマッチ!
- マイケル・ジョーダンをモデルにした流川にふさわしい、最先端の洋楽センス。
このように、単なる背景の描き込みではなく、時代背景やキャラクターの個性、そしてバスケットボールというスポーツの持つリズム感まで、すべてが計算し尽くされた上で選ばれた一曲だということがよく分かりますよね。
公式の発表こそありませんが、これだけたくさんの証拠が揃っていれば、ファンの間で定説として語り継がれているのも大いに納得できます。
「ぜったいに 誰も」のようなアニメ主題歌も最高に熱くて素晴らしいですが、原作の中で流川が個人的に楽しんでいたのは、こんなにもファンキーでクールな洋楽だったんですよ!
スラムダンクの奥深い世界観に、ますます引き込まれてしまいますね。
音楽を聴きながらスラムダンクをもう一度楽しんでみよう!

流川が聞いてる曲の正体が分かった今、皆さんにぜひおすすめしたいことがあります!
それは、音楽配信サービスや動画サイトでプリンスの「New Power Generation」を実際に聴きながら、スラムダンクのコミックス第3巻を読み返してみることです。
イントロの力強いビートが流れ出した瞬間、湘北高校の体育館の空気感や、流川の鋭い視線、そして彼がコートを駆け抜けるスピード感が、今まで以上にリアルに迫ってくるはずですよ!
「なるほど、流川はこのリズムに合わせてあの高速ドライブを仕掛けていたのか!」と、新しい視点で作品を楽しめること間違いなしです。
名作と呼ばれる漫画は、何度読み返しても新しい発見があるものですよね。
あなたもぜひ、流川楓と同じ音楽のビートを感じながら、スラムダンクの熱い青春の世界へもう一度タイムスリップしてみてはいかがでしょうか?
きっと、初めて読んだ時と同じくらい、いや、それ以上に胸が熱くなる最高の読書体験が待っているはずですよ!